2011年10月7日金曜日

課題1:名詞([C]と[U]) 、冠詞

はじめに

この基礎固めの学習には2つのステップがあります。

ステップ1:内容、文法をきちんと理解する
ただ課題のページを読んで、練習問題をこなせばいいわけではありません。課題範囲の内容、文法をきちんと「理解」するようにしてください。枚数制限のあるテキストでは紹介・説明できないことも結構でてきます。インターネットには丁寧に英文法を説明したサイトがいくつもありますので、ぜひ活用してください。そして、いろいろ調べていく中で疑問がでてくると思います。その時はどんなに小さなことでも、はずかしがらず、めんどうくさがらずにこのブログで質問してください。このブログコースはそのためのものです。

ステップ2:その内容、文法を自分なりにまとめる
テキストとは別に「文法ノート」をつくることをおすすめします。このコースで学習・復習していくことをこの「文法ノート」に自分なりにまとめることによってより理解を深めることができます。誰か他の人に説明をする感覚でノートにまとめてみてください。

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それでは、はじめましょう!

課題は毎週金曜日午後3時(日本時間)に投稿します。

今週の課題 (textbook pages 4-20):
1) 次の6か月でなにを学習するのか?

2) 英語の単語の読み方
3) 名詞と冠詞

1) 次の6か月でなにを学習するのか? (textbook pages 4-6)

まず4-6ページのもくじの項目に目を通してください。それぞれの文法項目に、よく理解していると思うものには○(まる)を、なんとなくわかるものには △(さんかく)を、ぜんぜんわからないものには×(ばつ)を付けてください。なじみのない用語は読み方を確認して、ふりがなを振ってください。

今の段階でこれらの用語を覚える必要はありません。先を見据えたうえで、1つ1つ押さえていきましょう。 

2) 英語の単語の読み方 (textbook pages 8-13)

「単語の読み方」を英語でphonics(フォニックス)と言います。

もう少し調べてみましょう!
「フォニックス ルール」、「フォニックス 入門」などで検索 

理解を確認しましょう!「文法ノート」にまとめてみましょう!
★ アルファベットの「名前」と「音」の違いを説明できますか?
★ ph, sh, ch, th, th, ckの読み方はわかりますか?1つずつ例(単語)をあげられますか?
★ アルファベットの「名前読み」とはなにか説明できますか?
★ どのようなときに「名前読み」をするか、いくつかルールを説明できますか?
★ それらのルールの例外をいくつかあげられますか?


3) 名詞と冠詞(かんし) (textbook pages 14-20)

品詞(ひんし)
これからいろいろな文法用語がでてきますが、「名詞」や「冠詞(かんし)」は「品詞(ひんし)」の1つです。言い換えれば、「名詞」、「冠詞」そしてこれから出てくる「代名詞」、「形容詞」、「動詞」、「副詞」、「前置詞」、「接続詞」等の「~詞」をまとめて「品詞(ひんし)」と呼びます。

「品詞は、単語を文法的な機能や形態などによって分類したものです。」(Wikipedia)

英語の単語は、10数個ある品詞のどれかに分類されます。

ただ、英語の単語は、良くも悪くも、いくつもの意味や品詞の機能をもっています。例えば、waterは名詞としては「水」という意味ですが、「水をあげる」という動詞としても使えます。1つの単語を覚えただけでいろいろと使い道があるという利点もありますが、その単語を自分以外の人が使った時にどの品詞・意味で使ったのかを瞬時に判断しなければいけないので慣れるまで混乱するという悪い面もあります。

◎英語では一つの単語をいろいろな「意味」や「品詞」で使うことができるということを覚えておいてください。

名詞(めいし)
「パソコン」、「英語」、「勉強」、「ブログ」、「日本」、「山田」、「つくえ」、「お医者さん」、「喜び」、「秋」など、「もの、人、こと、概念を表す言葉」が「名詞」の分類に入ります。(日本語では、その単語の後ろに「は」をつけてもおかしく感じないものが「名詞」です。他の品詞のものに「は」を付けるとへんに感じます。例えば、動詞の「食べる」に「は」をつけて「食べるは楽しい」とは言いません。意味は分かりますが・・・同じように、「楽しい(形容詞)は良い」、「楽しく(副詞)は大切です」もへんですね。)

「数えられる名詞」を文法用語で「可算名詞(かさんめいし)」といいます。英語ではcountable nouns(カウントできる名詞)といいます。ここでは辞書などと同じように[C]と省略します。
「数えられない名詞」を文法用語で「可算名詞(かさんめいし)」といいます。英語ではuncountable nouns(カウントできない名詞)といいます。ここでは辞書などと同じように[U]と省略します。

1つの名詞に[C]と[U]両方の意味・用法があるものもたくさんあります。辞書を調べるとき、気にかけておいてください。

もう少し調べてみましょう!
「固有名詞」(こゆうめいし)で検索 

冠詞(かんし)
冠詞は日本語にはありません。英語の冠詞はa/anとtheの3つだけです。

「名詞」の分類の単語は数えきれなくあるのに対して、「冠詞」の分類の単語はたったの3つで1つの分類になってしまうというのはおもしろくないですか?たかが3つですが、この3つを完璧に理解し、使いこなすのはとても難しく、奥が深いです。

冠詞(かんし)をマスターするには、英語に触れるとき常に冠詞(無冠詞)に注意して聞いたり読んだり、そして「ここでは冠詞はいるのかな?」と考えながら書いたり話したりすることが大切だと思います。

「[U]と思っていたのにa/anがついてる!」とか
「[C]だと思ったのに単数形にa/anがついてない!」とか
気づくようになれば、そのうちに冠詞をマスターできるはずです。ただ一昼夜にしては無理ですのでコツコツ気長に理解を深めていく必要があります。

もう少し調べてみましょう!
「可算名詞 不可算名詞」、「冠詞」、「固有名詞 冠詞」、「aとtheの違い」などで検索

理解を確認しましょう!「文法ノート」にまとめてみましょう!
品詞(ひんし)
★ 「品詞(ひんし)」という文法用語になじみましたか?
★ 「品詞」とはなにか説明できますか?
名詞
★ 名詞は大きく2つにわけることができますが、どのようにわけることができますか?
★ また、名詞には2つの形(「~形」)がありますが、何形と何形ですか?
★ [C] と [U] にはどのようなものがありますか?minute(分)、time(時刻)、sock(くつした)、goal(ゴール)、energy(エネルギー)、win(勝利)はどちらですか?
★ [C][U]どちらの用法もある名詞をいくつかあげられますか?それらを[C]として使った場合の意味と[U]として使った場合の意味の違いを言えますか?
★ [C] の複数形の作り方は説明できますか?
★ [U] の複数形はありますか?
★ [U] の量の示し方(「単位」との組み合わせ方)はわかりましたか?
★ 固有名詞(こゆうめいし)とはなんですか?固有名詞は[C]ですか、[U]ですか?
冠詞(かんし)
★ 冠詞(かんし)という用語、そして冠詞(かんし)とはなにかを覚えましたか?
★ [C] の単数形にaではなくanをつけるのは[C]の初めの「文字」がa,e,i,o,uの時ですか?それとも初めの「音」がa,e,i,o,uの時ですか?例をあげて説明できますか?
★ 冠詞(かんし)の基本的な用法([C]、[U]、固有名詞に対して)はわかりましたか?
★ 冠詞(かんし)が不要なときはどのようなときですか?

総復習
lieという単語を辞書でひいてみてください。
★ lieの読み方はなんですか?phonics(フォニックス、読み方)のルールはあてはまりますか?
★ lieの品詞は何ですか?1つだけですか?それぞれの意味はなんですか?
★ 名詞のlieは固有名詞ですか?
★ 名詞のlieは[C]ですか、[U]ですか?
★ lieにはどの冠詞をつけることができますか?いつそれらをつけますか?つけませんか?

文を構成するパーツ(単語)がどのように(どういう品詞として、どういう意味で)使えるのかをきちんと知ることが大切だと思います。語学だけでなく、なんでも同じだと思います。例えば料理でも、それぞれの材料のもつ味、栄養素、特徴などをきちんと知っていたほうがいろいろな材料をうまく組み合わせて、よりおいしく、より栄養のある料理ができるのと同じです。英文も料理も適当に作ってもなんとなくは理解できますし、食べられないことはありませんが、どうせなら、わかりやすく、おいしく、を目指しましょう。そのためにみなさん、このブログコースに参加しているのだと思います。

◎ 新しい単語を辞書でひくとき、せっかくですからその単語の1つの意味だけでなく、他の意味、発音、品詞、名詞なら[C]か[U]か、用例なども確認すること、そして、それらに興味を持つことが大切だと思います。これから単語をつなげていろいろな「文章」を作っていくわけですが、まずは、1つ1つのパーツ(単語)をよく知ることから始めていきましょう!

それでは、課題をがんばってください。みなさんの質問お待ちしています。

補足(2011/10/12)
1. 上記の質問の答えはテキストや他の英文法のサイトにのっていますので、すべての質問に対する答えをこのブログで提供することはしません。みなさんが自分で調べてみてもはっきり答えがわからなかったものを、このブログのコメント(質問)を通して確認してください。
2. 質問はこの投稿のすぐ下にある「コメントを投稿」欄に記入して投稿してください。「コメントを投稿」欄が表示されていない場合は、「コメント」をクリックすると、「コメントを投稿」欄が表示されます。

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